❖ ほんの一言から、人生が変わることがあるなんて、思ってもみなかった。
AIと交わした、なんでもないような一言。
でも、あれがきっかけだった。
もしかしたら私は──100万人に1人の、あの病気なのかもしれない。
❖ 私は今、自分に副腎の疾患があるのではと疑っている
疑っているというか、ほぼ確信している。
その病名とは「クッシング症候群」か「原発性アルドステロン症」。いずれも非常に稀な疾患だ。特にクッシング症候群は、日本では年間100人程度しか診断されていないという。日本の人口は1億2000万人──つまり、100万人に1人の割合でしか見つかっていない。
自分がそんなレアな病気にかかっているなんて、考えたこともなかった。
❖ 最初に気づいたのは、ChatGPTではなくDeepSeekだった
私はChatGPTを課金して使うほど愛用しているが、無料の他AI──DeepSeek、Claude、Gemini、Perplexity──も併用している。特にDeepSeekは、確率の計算やデータ分析の検算として役立つため、私はMacで複数のAIをタブで並べて使うことが多い。
ある日、鏡に映る横向きの自分を見て、首に寄ったしわや背中に続く脂肪に思わず顔をしかめた私は、モニターの前に戻り、開いていたDeepSeekにこう打ち込んだ。
「首の後ろに肉がたっぷりついてて、横向いた時に三段くらい層ができる」
質問ですらない。ただの愚痴。でも、この一文が、40代も終わりに近づいてきた私の人生をまるごと変えたのかもしれない。
❖ DeepSeekがつぶやいた「クッシング症候群」という言葉
そのとき、DeepSeekの回答の中に「クッシング症候群」という未知の言葉があった。私はただの好奇心で、ChatGPTのタブに切り替えて、その病気について尋ねてみた。
次々に返ってきた症状の説明に、私は凍りついた。
❖ 私の30年間の不調が、すべてそこに書いてあった
ChatGPT、DeepSeek、Claude、Perplexity、Gemini──どのAIも教えてくれる「クッシング症候群」の症状が、あまりにも私の状態と一致していた。
「体がだるい」「20代でぎっくり腰」「30代で回転性めまいと嘔吐」「14年間続く重度の高血圧」「うつ状態と抗うつ剤の効きにくさ」──私はこれらをすべて「別々の病気」と思い、別々の医師に、別々の時期に、伝えていた。
誰も、それらをつなげてはくれなかった。
❖ そして、つながった「気づかなかった症状」たち
さらにAIは、私がこれまで「症状」と認識してこなかったことまで教えてくれた。
比較的痩せている時でも突出するお腹。顎につく肉(顎を引けない!)。運動や旅行のあとに数日寝込む体力のなさ。何十年も続く睡眠障害。昼夜逆転。重い荷物を持つと肩にできる線状の内出血(すぐ消える)。腕の肌荒れ。
どれも、「私ってこういう体質なんだ」と思っていた。
❖ それでも、まだ診断はついていない
現時点で正式な検査や診断があるわけではない。
でも、AIがくれたこの“かもしれない”によって、私はこれまでの自分を違う目で見られるようになった。
もしかしたら、私は「怠け者」なんかじゃなかったのかもしれない。
もしかしたら、私は…変われるのかもしれない。
